愛劇場



連作短編と、単発恋物語。






見つめた空っぽの手のひら
所詮望んでなどいないということか

其れすらも愛と呼ぶことを君は忘れ繰り返す
何回、何十回 繰り返しただろうか?

例え
例えば、幻でも幻想でも

normal
ねぇ、今僕は 君の一部だよね。

チェシャ猫
其れが、僕の一番好きな君。

朝焼け
幸せと呼んで良いのだろうと

甘い、悪い 夢
思いが、夢を見せるのだとしたら

call my name
誰か、僕の名前を呼んで。

アカイロ
顔を上げたら、蒼白な顔色の自分と目が合った。


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イチゴジャム
それは、とてもよく似た香りだった。

花嵐
どうしても、言いたい言葉がある。

煩すぎるセミの声
僕にはわからなかった。

拝啓
メールは遠く遠くへ飛んで行く。

前略
送られてきた彼女の文面は簡潔で。

寒い季節の匂い
彼女は、笑っていた。

雪起こし
何だか少し、納得のいかない気分だった。


p.s.ムラサキ
鮮やかな紫が、強く目に残った。


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深夜零時
私は多分、その手を取りたかった。

柚子小町
好きなんじゃないかと思ってたんだよ。

木蓮随想
ただ居心地が良かったんだ。

桜夜風
今日は星が、とても綺麗だから。

手紙
ありがとう、ごめんなさい。


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中秋
見える前に消えてしまった。

鍋の日
少なくとも今日は、彼はそこにいる。


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10月20日
そんなに早く歩かないで。


学園祭
トラも大変なんだな。


CORONA
何て滑稽な/font>


モザイク
私は、そればかり考えていた。


素麺
誰か私に素麺を茹でてくれないだろうか。







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