生まれ変わって再び君と出逢えるだろうか?
生まれ変わって再び君は出逢ってくれるだろうか??
其れすらも愛と呼ぶことを君は忘れ繰り返す
「ねぇ、それを振り下ろしてもいいから」
「また出逢ってくれる?」
また、殺めるほどに 僕を想ってくれる?
訝しげに、顰めた眉根。
君は覚えていないんだね。
くすりと、笑みがこぼれた。
嗚呼、何年の月日が経ったんだろう。
ずっと昔だろうか。
つい先日のことのような気がする。
でも今の君と過した時間も
くるくると、回る走馬灯。
やはり 悠久だった気もする。
永遠と、信じたこともあっただろうか?
そ、と 呆れ返り力の抜けた君の手を取った。
いつか、僕がこの世に生きる前に
今とは違う瞳で、最期に見たのも君だったんだよ。
疑問符をいっぱい浮かべる君の顔に顔を近づけ、触れるだけのくちづけを。
「ね、約束だよ?」
君の翳した刃を、半ば無理矢理に受け容れた。
君の顔は何にも判っちゃいなかった。
暖かく流れ出す赤色も。
圧し掛かる重さも。
抱き締めた腕が、段々と失っていく体温も。
僕が微笑っていることの、その理由も。
嗚呼ぁ、こんなにも愛しく想っているのに。
君は何時だってみんな忘れてしまう。
でも良いの。
だって、君はまた僕を見つける。
何回、何十回 繰り返しただろう?
また死んで、また生きて。
愛することと狂うことは、とてもよく似ているとは思わないかい??
最期に、消えかけた視力で君の顔をもう一度よく見た。
何回目の君の顔も、皆よく覚えているよ。
この間は金色の髪に茶色の眼をしていたけれど
「黒髪も素敵だね」
君が他の誰かを見つけるなんて、こんなにも愛してる僕が許さない。
これ以上無いくらい綺麗に微笑んで見せ、僕はまたひと足先に旅路へ堕ちた。
(知ってるんだ、君がすぐに追いかけてくることも。)
back?